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 岐阜薬科大学 創薬化学大講座 薬品化学研究室へようこそ。

 薬品化学研究室では、プロセス化学、有機合成化学、創薬化学、環境化学への実用的貢献を目標として活発に研究し、60件超の特許を保有しています。特に「安全」、「環境負荷低減」、「コスト」、「反応効率」をキーワードとした「機能性新規触媒の開発研究」は「連続フロー合成への適用」に向けて展開させており、既に12種類の官能基選択的接触還元触媒を実用化しました。

 また、ルイス酸触媒やカチオン種に注目した新しい有機分子構築法の開発と、独自に開発した方法論を応用した全合成研究にも取り組んでいます。

 なお、当研究室独自の触媒的重水素標識法は、重水素標識試薬販売・受託合成事業として実用化されるとともに、残留農薬や医薬品代謝物定量用サロゲート化合物への応用、あるいはヘビードラッグ開発研究へと展開しています。

 さらに水や炭化水素から水素ガスをメカノ反応的に取り出したり、メチルシクロヘキサンやアルコール類などの有機ケミカルハイドライドから、マイクロウェーブエネルギーを利用したフロー連続反応で水素を取り出すなど、次世代エネルギーの創製研究にも携わっており、地球温暖化対策に向けた実用的研究展開にも積極的取り組んでいます。

 また、研究室所属で申請資格のある博士(後期)課程大学院生が、全員「日本学術振興会特別研究員」に採用されるなど、活発な研究・教育活動を展開しています。

 

 こちらも併せてご覧下さい → 岐阜薬科大学 薬品化学研究室紹介ページ
                有機合成化学協会誌, 71, 405 (2013) 巻頭言

 

研究テーマ

「新しい不均一系機能性触媒の開発」

  →詳細はこちら Chem. Pharm. Bull. 65, 2–9 (2017),
          研究概要:pdf岐阜薬科大学紀要, 59, 8-16 (2010)岐阜薬科大学紀要, 57, 45-54 (2008)
          Organic Square
, 22, 2-4 (2008)有機合成化学協会誌, 63, 1218-1231 (2005)
          有機合成化学協会誌, 59, 109-120 (2001) ,固定化触媒のルネッサンス ,フロー接触還元

「重水素(D)標識化法の開発」

  →詳細はこちら 研究概要:pdf薬学雑誌(総説),133 (11), 1177-1193 (2013)岐阜薬科大学紀要, 60, 41-50 (2011)
           化学と教育
, 61(8),404-407 (2013)有機合成化学協会誌, 65, 1179-1190 (2007)
           Organic Squere36Organic Squere35 , ChemStation , Chem. Pharm. Bull. (Current Topics), 66, 21-28 (2018)
          中日新聞プラス 重水素標識技術に関連した解説

          4 重水素ってなんだ?:第1話:水素と重水素 〜重い水素の正体

          5 重水素ってなんだ?:第2話:重水素標識化合物は簡単に作れるのか? 〜重水中で生物は生存できるか?〜 

          6 重水素ってなんだ?:第3話:重水素標識化合物の産業的・科学的有効活用法

「既存の不均一系白金属触媒が潜在的に保有する未知の機能性(触媒活性)の開拓」

  →詳細はこちら  Heterocycles,91,239-264(2015) Catalysts,5,18-25(2015) , 岐阜薬科大学紀要, 62, 57-67 (2013) , フロー接触還元

「カチオン種の新規発生法に基づく効率的骨格構築法の開発」

「芳香族塩素化合物からの簡便脱塩素化法を開発してダイオキシン、DDT、PCBの 分解無毒化に応用する」

  →詳細はこちら  Heterocycles,90,186-197(2015)

「次世代エネルギーシステムの構築を指向した新しい反応開発                           

  →詳細はこちら 機械エネルギーで水から水素を製造する次世代エネルギー  読売新聞 平成29年3月15日朝刊30面
          岐阜新聞 2016年12月22日(木)朝刊

          中日新聞プラス 地球温暖化に関連した解説

          1 地球温暖化を考える: 第1話:「米パリ協定離脱」将来の地球環境は大丈夫か?

          2 地球温暖化を考える: 第2話:水素は無尽蔵で二酸化炭素フリーのエネルギー資源 

          3 地球温暖化を考える:第3話:水から水素を簡単に取り出す!! 次世代エネルギー製造法への挑戦   

          キヤノン財団「リユニオン」

インフォメーション

岐阜薬科大学 薬品化学研究室では、

博士課程(薬学部6年制課程卒業の学生:募集要項)、博士後期課程(修士課程修了の学生:募集要項)への進学希望者を募集しています。 

入学試験:平成31年1月30日(水)

試験場: 岐阜薬科大学(岐阜市大学西1-25-4)

試験内容:卒業論文・修士論文内容に関する研究発表と面接

出願期間:平成31年1月4日〜11日(郵送の場合は必着)

当研究室では、モチベーションと目的意識の高い学生さんを高く評価しています。出身学部は関係ありません。もちろん化学を中心とした基礎的な知識や技能は必要ですが、 「製薬・化学系企業の研究職に就きたい」「博士研究員として外国留学したい・外国で就職したい」「大学の教員になりたい」などの強い希望を持った学生さんを求めています。

 

興味のある方は下記へメールするか、直接研究室にお越し下さい。研究室を見学したり、当研究室の大学院生達と直接お話ししていただくと判りやすいと思います。

<お問い合わせ先> morishige-at- gifu-pu.ac.jp 森重  または sajiki-at-gifu-pu.ac.jp 佐治木教授 まで (-at-を@に変えてください)

 

2018/12/11new

澤間善成 准教授(薬品化学研究室)が平成30年度有機合成化学協会奨励賞を受賞しました。

岐阜薬科大学からは初めての受賞でまさに快挙です。

澤間先生は,有機化学者があまり意識することなく使用しているH2を取り巻く現状に興味を持ち, CO2フリーで進行する H2発生法を基盤とした環境調和型実用的有機合成法を開発しました。

これらは,次世代エネルギーの創生や地球温暖化対策としても利用価値が高く、遊星型ボールミルや 減圧反応装置など、有機反応には馴染みのない装置を積極的に取り込み,ユニークな発想に基づ く反応開発を展開した点は見事であるとして、その業績は有機合成化学奨励賞に値するものと認められ 選定されました。

https://www.ssocj.jp/wp-content/uploads/2018/12/Yoshinari_Sawama.pdf

 

2018/12/3

特許が1件認められました。

水素または重水素の製造方法

特願2017-043770(平成29年3月8日)

特開2017-141157(平成29年8月17日)

特許第6408626 号(平成30年9月28日)

 

2018/11/27

総説が1件Wiley のHot Topicsとしてハイライトされました

Hilighted in Hot Topic: C-C Coupling

(Wiley Online Library: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/toc/10.1002/(ISSN)1867-3899.hottopic-c-c-coupling)


Continuous-flow Suzuki–Miyaura and Mizoroki–Heck Reactions under Microwave Heating Conditions
Yasunari Monguchi,* Tomohiro Ichikawa, Tsuyoshi Yamada, Yoshinari Sawama and Hironao Sajiki* 
The Chemical Record (Personal Accounts by Leading Experts, Guest Ed. by Hironao Sajiki) in press.

 

2018/11/22

浅井先輩からのポスドクレポートin Scripps

平成16年度に当研究室で博士課程を修了し、現在米国スクリプス研究所リサーチフェロー(Phil S. Baran教授)として活躍中の浅井彰太先輩から、研究室の後輩に向けたメッセージをいただきました。浅井先輩は最近、Nature60, 350-354 (2018)やPNAS 115, 6404-6410 (2018)に論文投稿されるなど活発に活動されています。

 

後輩へ  

早いもので、私がアメリカに来てから1年6か月が経過しました。最初は、慣れない環境でストレスも多く、すべてのことが上手くいきませんでした。しかし、最近では生活・研究環境に慣れてきたためか、自分の思い通りに進められることが増えてきたと実感しています。

アメリカでは、日本では経験することがなかったであろうことを多く経験しました。基本的には、英語でのコミュニケーション力不足に起因するものばかりであり、英語力の大切さを肌で感じました。海外留学を考えている方は、英語力を少しでも高めておいてください。特に大切な能力は、リスニング力です。相手が言っていることを聞き取ることができなければ、返答することができません。私は、学部5年次より海外留学に向けて、英語学習を継続してきましたが、研究留学当初全く英語が聞き取れないことに唖然としました。英語のために海外研究留学はハードルが高いと考えている方も少なくないと思います。しかし、英語力の問題のために海外留学をあきらめる必要はありません。苦労が増え、ストレスに押しつぶされそうになる頻度は増えるかもしれませんが、苦労しながら考えたことや困難を克服した経験は今後の人生の糧になると思います。

私自身は、自らの理想に向けて、もう少しアメリカで試行錯誤を続けたいと思っています。皆様が大きく羽ばたくための手助けが少しでもできればと考えていますので、海外研究留学等に興味がある方はお気軽にご相談ください。

今回、研究に関して触れておりませんが、機会がありましたら次の機会に書かせていただきたいと思います。ただ一つ述べておきたいことは、薬品化学研究室で学んだ研究能力や実験技術は世界でも通用するということです。みなさんも海外で試してみませんか??

kawajiri

 

2018/11/21

修士課程1年の山本裕太君が第8回CSJ化学フェスタ2018「優秀ポスター発表賞」を受賞しました

発表タイトル

「Pd/C-Nb2O5/Cを共触媒としたN-ベンジル保護体の効率的水素化分解」

本賞は学生のポスター発表に対し、1) 研究に対して発表者が十分に寄与していること、2) 質疑応答に優れていること、3) 独自性が認められ、今後の発展が期待できること、の 3 つの観点から審査され、その中で優れたポスター発表に贈られています。

yamamoto

 

2018/11/6

安川先輩からの留学レポート in Max-Planck-Institut (ドイツ)

Max-Planck-Institut für Kohlenforschung(List研)に到着して1ヶ月が経ちました。 英語、ドイツ語の能力不足を日々感じますが、何事も挑戦と割り切ってドイツ生活を楽しんでおります。また研究関連の会話では、化学式を書いて議論することで、情報の行き違いがないように確認しながら、コミュニケーションをとっております。

2週間ほど前に、ようやくvisaを取得することができ、ラボに入って研究することができるようになりました。ラボには、見たことのない器具や設備がたくさんあり、戸惑うこともありますが、フレンドリーなラボメイトに聞いて乗り切ってます。ルールなども厳格に決められておりますが、ルール内でなら比較的に自由に研究ができる環境であります。 自身の研究に関しましても、院生の学生とディスカッションを重ねつつ、現在2つのプロジェクトを進めています。一つでも多くの結果が出せるように研究に邁進してまいります。

最近、私の研究成果をセミナーで報告しました。List教授やラボメイトに興味をもっていただけるか心配でしたが、質問を頂き議論を重ねることができ嬉しく思いました。 残り5ヶ月の留学生活悔いのないように研究(と少し観光)に励んでいきたいと思います。

安川安川

安川

 

2019/11/1

大学院博士課程3年の川尻貴大君が2ヶ月間(平成30年8月27日〜10月27日)の米国Scripps Research Institute(Ryan A. Shenvi教授)における日本学術振興会特別研究員としての研究活動を終えて帰国しました。

kawajirikawajiri

 

大学院博士課程2年の高倉稜弥君、大学院博士課程1年の朴 貴煥君、大学院博士前期課程1年の山本裕太君の3名が平成30年10月23日〜10月25日に、東京・タワーホール船堀で開催された第8回 CSJ化学フェスタで研究成果を発表 しました。

演題:

高倉稜弥「減圧条件下水中で進行するジオールのPt/C触媒的脱水素型ラクトン合成」

朴貴煥「重水素標識アクリル酸およびメタクリル酸類の合成とその官能基変換」

山本裕太「Pd/C-Nb2O5/Cを共触媒としたN-ベンジル保護体の効率的水素化分解」

 

学部6回生の小林悠君、中野晃宏君、阪一穂君が平成30年10月31日に卒業論文発表会で卒業研究の成果を発表しました。

論文題目:

小林悠「ポリエチレンイミン修飾キレート樹脂を担体とした官能基選択的接触還元触媒の開発」

中野晃宏「室温で進行するアレーン類の重水素標識反応」

阪一穂「第一級アミドの選択的N-モノアルキル化法」

 

山田助教が平成30年11月4日に静岡で開催される日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部 合同学術大会2018で研究成果を発表します。

演題:「固体有機塩基触媒によるフロー式重水素標識ニトロアルドール反応の開発」

 

学部6回生の小林悠君が平成30年11月3-4日に名古屋で開催される第49回 中部化学関係学協会支部連合秋季大会で研究成果を発表します。

演題:「ポリエチレンイミン導入ポリマーの機能性評価:Pdスカベンジャーとしての吸着能と不均一系Pd触媒としての触媒活性」

 

山田助教と大学院博士課程2年の高倉稜弥君が平成30年11月6日〜11月7日に熊本で開催される第114回有機合成シンポジウムで研究成果を発表します。

演題:

山田強「有機塩基触媒と重水を組み合わせた重水素標識反応」

高倉稜弥「第1級アルコールの不均一系触媒的脱水素酸化反応における減圧効果」

 

澤間准教授と学部6回生の阪一穂君が30年11月6日〜11月7日に東京で開催される第114回有機合成シンポジウムで研究成果を発表します。

演題:

澤間善成「二酸化炭素のメカノケミカル的完全分解法」

阪一穂「2-プロパノールを水素源とした Pt/C-Fe 触媒的芳香核還元反応」

 

2019/10/24

10/19に山田強助教が越山科学技術振興財団研究助成を受賞しました

山田

 

INFORMATION一覧はこちらをご覧ください

 

 

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薬品化学研究室で開発した触媒
Pd/C(Ph2) Pd/C(en) Pd/PEI
10% PD/C(Ph2S)触媒
製品名:SGS-10DR

(左)Pd/C(en)触媒


(中央・右)Pd/Fib

(左)Pd/C(en)触媒     

(左から 5% 5g,

      10% 5g,

      5% 25g)


(右)Pd/PEI

エヌ・イー・ケムキャット株式会社より 市販中

詳しくはこちら
(Adv. Synth. Catal. 350, 406-410 (2008))

和光純薬工業株式会社より 市販中

詳しくはこちらをご覧ください

 

 

和光純薬時報OrganicSquare_vol77,No.3 (2009)(pdf.1.45MB)

 

和光純薬時報OrganicSquare_vol22(2008)(pdf.1.95MB)

 

 

 

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