岐阜薬科大学 生体機能解析学大講座

研究内容

研究概要

「神経細胞死の機序解明並びにその治療薬開発」が本研究室の研究テーマです。神経細胞死にはアポトーシスが深く関与しており、カスパーゼ、小胞体ストレスなどの関与が示唆されています。分子生物学的並びに薬理学的な手法を用いて、神経細胞死のpoint of no return の分子機構並びにその決定要因を明らかにし、脳卒中、統合失調症、躁病などに代表される中枢神経疾患及び緑内障、糖尿病網膜症などの網膜疾患に関する病態解明並びに治療薬開発の基礎的な研究を行っています。各種動物モデルを確立し、諸種の遺伝子改変動物や臨床サンプルを用いて、病態形成に関わる生体機能因子の探求並びに機構の解析を行っています。さらには伝承薬や健康食品に関する研究も行っています。

主な研究テーマ

1. 脳卒中及び精神疾患などに代表される中枢性疾患に関する病態解明及び創薬研究

脳梗塞の動物モデルであるマウス及びラットの全脳虚血モデル及び中大脳動脈閉塞再開通モデルを確立し、脳卒中の病態発症に関与する因子の解析並びにその治療薬の探索を行っています。また、当研究室で独自に開発した統合失調症及び躁病の遺伝子改変動物を用いて病態解明のための検討も行っています。

2.緑内障、糖尿病網膜症などの網膜疾患に関する病態解明及び創薬研究

各種網膜疾患動物モデル(マウス、ラット、サルなど)を確立しています。各種モデル、さらには諸種の遺伝子改変動物や臨床サンプルを用いて、これら網膜疾患の病態解明並びにその治療薬の候補になりうる化合物の探索を行っています。

3.iPS細胞及び脂肪幹細胞を用いた病態解明及び創薬研究

人工多能性幹細胞(iPS細胞)やヒトの脂肪幹細胞を用いて、神経変性疾患および眼疾患の病態解析や薬物開発などを行っています。とくに、(独)国立病院機構長良医療センターや(独)岐阜大学医学部等と連携しています。

4. 伝承薬の神経細胞保護作用に関する研究

伝承薬とは古くから民間薬として使用されてきた薬のことであり、たとえばプロポリスなどがあります。これらの伝承薬の効能はある程度明らかにされてきましたが、その詳細な作用機序及び活性成分は不明でした。そこで我々はこれら伝承薬の中からその活性本体を見出し、将来の医薬品候補化合物の探索を行っています。 research01

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