Research

1. 新規抗癌剤開発の基礎的研究

  癌細胞は正常細胞と異なる遺伝子発現プロファイルを示すことが知られ、細胞間タイト結合を構成する膜タンパク質、ス テロイドや糖などの代謝酵素のいくつかは癌細胞で発現上昇し、増殖能亢進や抗癌剤耐性化を誘起することが明らかにされつつあります。本研究室では、これら 標的タンパク質の癌細胞における働きを調べるとともに、その強力かつ特異的な阻害剤を高次構造に基づいた論理的視点から探索しています。

2. 腎尿細管におけるイオン輸送機構の機能・発現・局在の制御機構に関する研究

  腎臓は糸球体で血液をろ過し、生体内にとって必要な水分、電解質イオン、アミノ酸などを尿細管で再吸収しています。尿細管には多くのイオンチャネルやトラン スポーターが発現しており、お互いの機能が規則正しく調節されています。本研究室では、マグネシウム輸送機構の分子実体とその調節機構を調べ、低マグネシ ウム血症の発症機序の解明と治療薬の開発に取り組んでいます。

3. 動脈硬化発症機序における酸化リポタンパクの病態生化学的意義の解明

  動脈硬化発症の主因として酸化LDLの生成が知られていますが、抗動脈硬化作用を有するHDLの酸化修飾体の生成やその動脈硬化性病態変化における意義はほとんど解明されていません。本研究室では今までに、酸化HDLが動脈硬化患者血中に高値に存在することを見出したため、本酸化体は酸化LDLと同様に動脈硬化病態形成において主要な役割を果たすと予測し、その機序解析を進めています。

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