岐阜薬科大学
医療薬剤学大講座 臨床薬剤学研究室
Laboratory of Clinical Pharmaceutics, Gifu Pharmaceutical University

研究室紹介

【歴史】 臨床薬剤学研究室は、平成9年4月に足立哲夫助教授と学生3名の研究室としてスタートしました。 当時は、医療法および薬剤師法の改正により薬剤師が医療チームの一員として位置付けられ、 医薬品の適正使用推進の担い手としての期待と責任が高まると同時に、 医療保険制度の変革、医薬分業や在宅医療の拡大など薬剤師を取り巻く環境の変化が急加速化された頃でした。 そのような社会情勢の変化に応えるべく 本学の組織・カリキュラムの改革の一環として本研究室が新設されました。 その後、医療薬学系の教育・研究がますます重視されるようになり、薬学教育6年制を向け、 平成17年4月に研究室から講座に昇格し、現在、初代の足立哲夫教授により主宰されています (平成19年4月より大講座制となり、現在は医療薬剤学大講座・臨床薬剤学研究室)。 研究室のスタッフとしては、平成10年に原宏和助手(現在、准教授)が就任したことにより、 研究の幅をおおいに広げることができました。 また、本研究室が附属薬局の運営に参画していたことより、高橋千恵子助手(H11-13)、 田頭正至助手(H11-13)、鎌田久代助手(H13-16)、窪田傑文助手(現在、薬局薬学研究室助教,H14-15)、金藤陽子副手(H15-16)、 高島英滋助手(H16-17)が附属薬局薬剤師として地域医療に貢献するとともに本研究室の職員として学生教育に携わってきました。 平成17年の講座昇格ともに甲田明英助手が就任し (H17-19)、次いで平成19年に神谷哲朗助手(現在、助教)が就任したことで力強く研究を推進できる現体制となりました。

【研究】 医薬品の適正使用のためには、まず病態を正確に知ることが必要であるという考えから、本研究室では、 病態の把握・発症機序の解明、医薬品候補化合物の探索、 医薬品の薬効評価法の確立を目的とした研究を進めています。具体的には、糖尿病関連疾患、神経変性疾患、 動脈硬化などの炎症病態の発症・進展と活性酸素消去酵素の発現・ 存在様式の変化との関連性の解明、新規抗酸化ストレス、抗小胞体ストレス化合物の探索というような研究を続けています。 また、細胞傷害の元凶といわれている活性酸素についても、 低濃度範囲では、逆に酸化ストレスに対する生体の抵抗性を増大させる防御機構として、 あるいは細胞内シグナル伝達分子として重要な働きを担っていること見出し、 これらの新しい実験・研究も勢力的に進めています。さらに、このような基礎的研究とは別に、 平成10年に全国の薬系大学に先駆けて開設された本学の附属薬局での薬剤師業務向上を 目指した調査・研究にも積極的に参画してきました。

【教育】 平成18年度からスタートしました薬学6年制(薬学科)カリキュラムのなかでは、 「病態生化学Ⅰ」、「臨床薬剤学Ⅰ」、「臨床薬剤学Ⅱ」、「薬学英語Ⅲ」、 「総合薬学演習」、「薬剤学実習(実務実習事前学習)」を担当しています。この新しい薬学教育では、座学中心の授業から、 学生主体のproblem based learningやsmall group discussionというような教育方法が随所に取り入れられることになり、スタート時からこのような教育の発展に携わっています。 大学院教育(薬学専攻博士課程,薬科学専攻修士課程)においても「臨床薬剤学特論」並びに関連科目を分担し、 常にリサーチマインドを持ち自立して 創造的研究活動が遂行できる人材の育成に携わっています。

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