腰塚准教授の論文が受理されました

ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)が持つ遺伝子産物が宿主細胞の転写調節を制御する可能性を示した論文です。今後はHCMVが感染しうる多様な細胞において同様の現象が起こるかどうかを調べていきたいと考えています。

Koshizuka T, Inoue N.
Activation of c-Jun by human cytomegalovirus UL42 through JNK activation.
PLoS One. 2020 May 5;15(5):e0232635. doi: 10.1371/journal.pone.0232635.

修士2年 奥村さんを筆頭著者とした論文が受理されました

修士2年奥村美沙希さん、卒業生の三浦(旧姓松浦)未来さん、牧野怜奈さんを中心に5年間かけて行った研究の成果がScientific Reportsに掲載されました。
モルモットサイトメガロウイルスの粒子上に存在し上皮・内皮細胞の感染に必須の5つの蛋白からなる複合体中の2つの構成蛋白を発現した上皮細胞で感染効率が10倍以上増加するという興味深い現象を発見し、感染後のウイルスゲノムからの発現をエピジェネティックに変化させる機序による感染効率の亢進と考えられることを報告したものです。
ウイルス感染の分子機序の研究に新たな方向性を示したものとなっています。

Okumura M, Matsuura-Miura M, Makino R, Miura T, Noguchi K, Majima R, Koshizuka T, Inoue N. Enhancement of guinea pig cytomegalovirus infection by two endogenously expressed components of the pentameric glycoprotein complex in epithelial cells. Scientific Reports, 10: 8530 (2020) doi: 10.1038/s41598-020-65545-5

論文・原著発表

論文が発表されました

福島医大錫谷教授のグループが主となって長年取り組んできたサイトメガロウイルスの血清学に関する共同研究の論文が公表されました。

Ikuta K, Koshizuka T, Kanno R, Inoue N, Kubo T, Koyano S, Suzutani T.
Evaluation of the indirect and IgM-capture anti-human cytomegalovirus (CMV) IgM ELISA methods as confirmed by CMV IgG avidity.
Microbiol Immunol. 2019 Apr 23. doi: 10.1111/1348-0421.12683.

髙橋圭太助教がまとめた論文が受理されました

6回生の花村さんをはじめ、何人かの卒業生が関わった研究を高橋助教がまとめた下記の論文が、Journal of Microbiological Methodsに受理されました。

Keita Takahashi, Yuki Hanamura, Nagisa Tokunoh, Kohei Kassai, Masaru Matsunishi, Shiori Watanabe, Tsuyoshi Sugiyama and Naoki Inoue. 
Protective effects of oral immunization with formalin-inactivated whole-cell Citrobacter rodentium on Citrobacter rodentium infection in mice. Journal of Microbiological Methods, 159 (2019) 62–68 ,2019 Apr
doi:10.1016/j.mimet.2019.02.016 .

腰塚准教授の論文が受理されました

妊娠中の細菌性膣炎は早産のリスク因子であると考えられています。
本研究では、妊娠女性の膣におけるβ-defensin 2と細菌性膣炎の関係性を調べ、 膣炎の患者では β-defensin 2量が少ないことを明らかにしました。
β-defensin 2は抗菌ペプチドとして知られており、膣内環境を示す指標になる可能性があります。
本研究は愛媛大学 医学部 産婦人科学講座との共同研究です。

Kotani H, Matsubara K, Koshizuka T, Nishiyama K, Kaneko H, Tasaka M,Sugiyama T, Suzutani T.
Human β-defensin 2 as a biochemical indicator of vaginal environment in pregnant woman.
Hypertension Reserch in Pregnancy, 2018,6:68-72.

腰塚准教授の論文が受理されました

サイトメガロウイルス(CMV)は免疫抑制剤を使用する移植医療において注意すべき病原体です。本研究では肺移植後の抗CMV-IgG抗体価の推移を、抗体の持つ結合力(Aviditiy)を用いて調べました。
その結果、一部の症例において、移植された臓器に含まれていた抗体産生細胞がレシピエント体内に生着している可能性があることが分かりました。
本研究は東北大学 加齢医学研究所 呼吸器外科学分野との共同研究です。

Koshizuka T, Matsuda Y, Suzuki H, Kanno R, Ikuta K, Kobayashi T, Kondo T, Okada Y, Suzutani T.
Detection of engraftment of donor-derived antibody producing cells in a lung transplant recipient by anti-cytomegalovirus IgG avidity test.
Transplant Immunol, 2019 Apr;53:34-37. doi: 10.1016/j.trim.2018.12.003.

6回生 竹田さんを筆頭著者とした論文が受理されました

6年生竹田美瑛さん、卒業生(平成28年度修士修了生)渡辺真次さんをはじめとした研究室メンバーと国立感染症研究所 片野先生のグループとの共同研究の成果がOpen accessのPLoS Pathogens誌に受理されました。

Miei Takeda, Shinji Watanabe, Harutaka Katano, Kazuma Noguchi, Yuko Sato, Sayaka Kojima, Takuya Miura, Ryuichi Majima, Souichi Yamada, and Naoki Inoue. 
Roles of GP33, a guinea pig cytomegalovirus-encoded G protein-coupled receptor homolog, in cellular signaling, viral growth and inflammation in vitro and in vivo.  PLoS Pathogens14(12): e1007487. https://doi.org/10.1371/journal.ppat.1007487

髙橋圭太助教の論文が受理されました

腸管内の外来抗原は特殊な上皮細胞であるM細胞を介して免疫誘導組織(パイエル板)に取込まれ、腸管免疫を誘導します。本論文は、乳酸菌の分泌する抗原の「パイエル板への移行性」を向上させる工夫をすることで、乳酸菌による免疫誘導を増強できることを示したものです。

Keita Takahashi, Ayumu Yano, Shiori Watanabe, Philippe Langella, Luis G. Bermúdez-Humarán, Naoki Inoue.
M-cell targeting strategy enhances systemic and mucosal immune responses induced by oral administration of nuclease-producing L. lactis.Applied Microbiology and Biotechnology.2018 Dec;102(24):10703-10711. doi: 10.1007/s00253-018-9427-1

腰塚哲朗准教授の論文が受理されました

通常、サイトメガロウイルスの胎児への感染は母体が初めてウイルスに感染することで発生します。しかしながら、近年、抗体を持った母体でも起こる場合があることが分かってきました。その場合、母体は元から感染していたウイルスと後から感染したウイルスの両方に対する抗体を持つことになります。今回、後から感染したウイルスに対する抗体が作られなかった例を初めて経験したので、症例報告としてInt. J. Infect. Dis誌に発表しました。このような事象は”抗原原罪説”としてインフルエンザなどで良く知られていますが、サイトメガロウイルスでは初めての報告です。本研究は三重大学産婦人科との共同研究です。

Koshizuka T, Toriyabe K, Sato Y, Ikuta K, Ikeda T, Suzutani T.
Congenital CMV infection via a re-infected mother with original antigenic sin: a case report. Int J Infect Dis. 2018 Oct 16;77:87-89.

腰塚哲朗准教授の論文が受理されました

遺伝子組換え技術によりマーカー遺伝子を挿入した組換えサイトメガロウイルスを用いた化合物スクリーニング法に関する下記の論文がMicrobiology and Immunology誌に受理されました。これにより多様な活性を持つ化合物の探索を容易に行うことができます。

Koshizuka T, Sato Y, Kobiyama S, Oshima M, Suzutani T.
A two-step culture method utilizing secreted luciferase recombinant virus for the detection of anti-cytomegalovirus compounds. Micorbiol. Immunol 2018 Oct;62(10):651-658. doi: 10.1111/1348-0421.12645

原著・論文発表

修士2年生 小林稜さんを筆頭著者とした論文が受理されました

修士課程2年生の小林稜さんを中心とした研究の論文が受理されました。

Kobayashi R, Abe M, Oguri K, Torikai M, Nishimura T, Mori H, Koshizuka T, Inoue N.   Analysis of relationships between polymorphisms in the genes encoding the pentameric complex and neutralization of clinical cytomegalovirus isolates. Vaccine.  2018 Sep 25;36(40):5983-5989. doi: 10.1016/j.vaccine.2018.08.054

論文・原著発表

卒業生 三浦拓也さんを筆頭著者とした論文が受理されました

2017年3月に修士課程を修了された三浦拓也さんを筆頭著者とした論文が受理されました。

Takuya Miura, Reina Makino, Kouhei Yamada, Miku Matsuura, Misaki Okumura, Souichi Yamada, Shinji Watanabe, Naoki Inoue.  Differences in the effects of mutations in GP131, a guinea pig cytomegalovirus homologue of pentameric complex component UL130, on macrophage and epithelial cell infection.  J Gen Virol.   2018 Oct;99(10):1425-1431. doi: 10.1099/jgv.0.001137

論文・原著発表

卒業生 山田晃平さんを筆頭とする論文を発表しました

卒業生 山田晃平さんを筆頭とする以下の論文を発表しました。

Koh-Hei Yamada, Ryuichi Majima, Toyofumi Yamaguci, Naoki Inoue.  Characterization of phenyl pyrimidine derivatives that inhibit cytomegalovirus immediate-early gene expression.
Antiviral Chemistry and Chemotherapy  2018 Jan-Dec;26:2040206618763193. doi: 10.1177/2040206618763193.

論文・原著発表はこちら→

 

卒業生 矢野歩さんを筆頭著者とした論文が受理されました

平成28年度3月に修士課程を修了した矢野歩さんを筆頭著者とした乳酸菌グループ(高橋助教)の初めての論文が受理されました。

Yano A, Takahashi K, Mori Y, Watanabe S, Hanamura Y, Sugiyama T, Inoue N. Peyer’s patches as a portal for DNA delivery by Lactococcus lactis in vivo. Biological and Pharmaceutical Bulletin. 2018;41(2):190-197. doi: 10.1248/bpb.b17-00657.

論文・原著発表→

卒業生 安井瑠香さんの研究に関する論文が受理されました

2017年3月に卒業した安井瑠香さんが中心になって研究した新規抗水痘帯状疱疹ウイルス化合物に関する下記の論文がMicribiology and Immunologyに受理されました。

Ruka Yasui, Chinatsu Yoshida, Toyofumi Yamaguchi, Naoki Inoue.
Characterization of an anti-varicella-zoster virus compound that targets the portal protein encoded by ORF54.
Micribiology and Immunology. 2017 Sep;61(9):398-402. doi: 10.1111/1348-0421.12507.

論文・原著発表